対人恐怖症は他人にどう見られているかこだわりすぎる病気です。
思春期のころに起きるのが普通で、日本人に多い病気です。
もともと神経質で小さいことにこだわったり、怖がりで恐怖心を持ちやすいなどの性格傾向が見られるといわれてます。
自分の表情が、視線が、動作が人の目にどう映っているか、それを意識しすぎることから対人恐怖は始まります。赤面、手のふるえ、表情のこわばりなどを心配したり、他人の視線や他人の存在そのものを恐れる事が対人恐怖症の症状です。何でも平均がいいことだとする日本的な考えがこの病気を発生させているようです。
フェアリィでも対人緊張・対人恐怖の人がたくさん来所されました。
ほとんどの場合、原因となる出来事がある、小さいころに両親がケンカばかりしていた、祖母と母の仲が悪かった、お腹の中にいるときに母がいじめられていた、などの原因がありました。
原因がわからない場合でも催眠状態で潜在意識に「他人が怖い原因は何ですか?」と聞くと、答えたりその場面に行ったりします。
潜在意識はなんでも知っています。
ですから、言うなれば私たちの答えは私たちの中にあるとも言えます。
しかも、潜在意識はつながっていますので他人をも動かすことができます。
その人の中に潜んでいる「他人が怖い」という感情の元になっている体験を催眠療法でとらえ直すことで元から絶っていきます。
そして暗示をたくさん入れていきます。ご自分に自信がない場合も多いので自信をつけていきます。
「人の輪に入れない、人の目が怖い、人と話ができない」と訴えていたいうクライアントが「不思議なことに人とすらすら話せるようになった、楽しくなってきた」とおっしゃいます。
そうなるとどんどん自信がついてきます。
その他にも「役員をやることになり、大勢の前で司会をしなければならない」とか「ダンスの発表会があるが、本番になると力が出ない」などという人も自分でも驚くほど上手に落ち着いて司会が出来た、落ち着いて踊れた、などと報告がきています。