フェアリィの矢後恵理です。一つの出来事に対して、私たちは同じ反応をするわけではありません。落ち込む人もいれば、なんとも思わない人もいます。私たちの認知が歪んでいると、落ち込まなくてもいいことまで落ち込んでしまい、生きづらくなってしまいます。
そこで簡単な「認知行動療法」をお伝えいたします。これは私のオリジナルのやり方です。例えば落ち込みやすい人が居るとします。不安になりやすいとか、恐れが出てきやすいなど何でもいいのですが、落ち込んだとき(不安になりやすいなどいろいろ)、〇月〇日〇曜日〇時頃 こういうことで落ち込んだ。と一行書きます。そして次に落ち込んだら、また書きます。落ち込むたびに書いていきます。
なぜ、あなたは落ち込んだのか?
そして近いうちに検証します(できれば当日がよい)
何故落ち込んだのか。明らかに原因がある場合は、最後の☆印の箇所に説明をしています(考え方の歪みを直すところ)
なんとなく落ち込んだ場合は、何故落ち込んだのか、心にピンと来ることを探します。
① 朝、夫に言われた言葉なのか
② 職場の人の態度なのか
③ 〇〇さんと電話したからか
④ 〇〇さんと会ったからか
⑤ あの店に行ったからか
⑥ あの番組を見たからか
⑦ あのニュースのせいか
潜在意識には、自分が思ってもいないことも強烈にインプットされます。会ったときは楽しかったけれど、ネガティブなものを貰ってしまうこともあります。電車の隣の席の人のネガティブを貰うこともあります。横断歩道ですれ違った人から受け取ってしまうこともあるのです。(人とすれ違うときは、息を吐きながらすれ違うべし)
そして、
◎ 〇曜日に落ち込みやすい
◎ 何時ごろ落ち込みやすい
◎ 月末に落ち込みやすい
◎ 生理前に落ち込みやすい
◎ 排卵期に落ち込みやすい
といろいろあります。自分のことは意外とわかっていないものです。でも落ち込んだときに一行書いておくことにより、自分の落ち込み癖や、原因がわかってきます。それがわかることにより回避できたり、今は月末だから気をつけようと思えたり、月末だから落ち込んでも仕方ないと思えれば楽になっていきます。
☆ そして、考え方の歪みを直していきます。
例えば「私はあの先輩に嫌われている! 」と落ち込んでしまった場合、
① その根拠はあるのか
② 別の考え方はないのか
③ 例えそうだとしてそれがどんな悪影響を及ぼすのか
と検証していきます。
先輩に嫌われているというのは思い込みかもしれない。先輩も家で嫌なことがあって機嫌が悪かったのかもしれない。もし嫌われていても、どうということはない(何の支障もない)と考え方を変えていきます。
そうやっていくことにより認知の歪みが徐々に修正され、楽に考えられるようになっていきます。もしかしたら自分の中に潜んでいる「嫌われたくない! 嫌われたらどうしよう! 」という思いが原因になっているかもしれません。
そのような場合には、ヒプノセラピーの出番です。どうしてそのような思い(自動思考と言います)になったのか、原因を探り癒し直していくことができます。いらないものはそぎ落とし、楽に考えていきましょう。