認知行動療法の効果について
みんなが共通した世界を自分の心で眺め、自分の世界観を持って見ています。この世界観がその人の「認知パターン」であり、その人の行動パターンを作ります。
ある人の認知パターンが一緒に暮らしている人たちの認知パターンと大幅にずれてしまうと、その人は一緒に生活していくことが大変になります。 精神的な障害に悩む人たちは、自分の歪んだ認知の仕方(心のくせ)に苦しめられていても、それに気づかないでいる場合も多いのです。
クライアントが『自分の歪んだ認知の仕方が不適切な行動を引き起こしている』ことに気づき、それを適切な認知の仕方に変容させることを治療の目的とします。
人は不安になったり、イライラしたり、怒ったり、緊張したりした時などには、事前に何らかの考えやイメージが頭に浮かんでくるものです。(このようにある場面で自然に浮かんでくる考えやイメージを「自動思考」といいます。)自動思考は、その人の心の根底に存在する個人的確信(スキーマ)から派生していると考えられますので重要です。
認知行動療法による治療について
フェアリィでは、落ち込んだときに(或いは、イライラしたときなど、その人が困っていることが起こったとき)メモを取ってきてもらい、その人の認知の歪みを訂正し、自動思考・スキーマを変えていきます。
それにより、その人は楽な考え方ができるようになり、落ち込まなくなってきます。根本的な考え方が変わるので、うつ病などの再発も少ないと言われています。
認知が変わると行動も変わりますが、行動療法では徐々にその人の行動を変えていく課題を出し、催眠療法を使い、楽に行動を変えていきます。
このようにフェアリィでは、意識を認知行動療法で変えていき、潜在意識を催眠療法で変えていくことにより、根本から元気になり再発しにくくなっていくようになります。