トラウマ(心的外傷)は一般的に
- 子ども時代に受けた虐待
- 交通事故
- 愛する人を突然失う
- 戦争体験
- レイプ
- 地震や洪水などの自然災害
など、いろいろありますが、ふとしたときに思い出し(フラッシュバック)眠れない、物凄い恐怖、頭がぼーっとするなどと苦しみます。
辛い体験により、過去をあまりよく覚えていない、セロトニンやノルアドレナリンなど元気になる脳内物質が出にくい、など脳に障害が現れることも多いです。
トラウマの治療としては、「その場面を繰り返し思い出しながら話す」という暴露法が使われますが、催眠療法でこれをするととても効果があります。 このとき、苦しくなったらすぐにリラクゼーションの場所に行く、というように逃げ道を残しておきます。
催眠療法では、まず「そのトラウマの原因となった過去」に行きます。 その辛い過去を再体験します。
辛くなったらクライアントの合図により、クライアントに事前に聞いておいたリラクゼーションの場所に導きます。 楽になったら、また辛い過去にいきます。 というように繰り返し辛い過去に行き、癒し発散していきます。
この過程を何回か繰り返すことで、次第に辛い過去を思い出しても辛くなってくるのです。
過去のトラウマによる苦しみが無くなると、心が楽になり本来の自分に戻り 平和な生活が戻ってきます。